【Azure/CLI】Azure CLIの使い方(インストールからセットアップ、アンインストールまで)

こんにちは、Aireです。

今回はAzureのCLIツールである「Azure CLI」をインストールする方法を簡単に紹介します。最新の情報や詳細は、以下の公式サイトを参照してください。

目次

Azure CLIのインストール手順

Windowsの場合

  1. 「msiexec」コマンドを実行し、インストーラのダウンロードと実行を行います。旧バージョンをダウンロードする場合は、<バージョン>のところをダウンロード可能な実際のバージョン(例:2.45.0)に置き換えます(バージョン情報はAzure CLIのリリースノートを参照)。また、必要に応じて、「/quiet」オプション(インストール中のUIが表示されず、ユーザ操作が不要)や「/passive」オプション(インストール進行状況バーのみが表示され、ユーザ操作が不要)などを使用してください。

<実行コマンド>

<実行例>

  1. 「az –version」コマンドを実行して、インストールが正常に完了したか確認します。

Linux(RHEL / CentOS)の場合

RHEL 8/9などのdnfを使用するディストリビューションでは、Azure CLI用のRPMパッケージが提供されています。

  1. 「rpm」コマンドを実行し、Microsoftリポジトリキー(公開鍵)をインポートします。

<実行コマンド>

「rpm -qa gpg-pubkey」コマンドで、インストールされた公開鍵の一覧を表示できます。(余談ですが、Azure上でRHELを起動した際はその時点で当該鍵がインストールされていました)

  1. 「dnf」コマンドを実行し、「packages-microsoft-prod」パッケージをインストールします。

<RHEL 8 / CentOS Stream 8>

<RHEL 9 / CentOS Stream 9>

  1. 「dnf」コマンドを実行し、「azure-cli」パッケージをインストールします。
  1. 「az –version」コマンドを実行して、インストールが正常に完了したか確認します。

macOSの場合

macOSの場合、「Homebrew」を使用してAzure CLIをインストールするのが簡単です。「Homebrew」がインストールされていない場合は、以下の記事を参考に「Homebrew」をインストールしてください。

  1. ターミナルで「brew install」コマンドを実行し、Azure CLIをインストールします。
  1. 「az –version」コマンドを実行して、インストールが正常に完了したか確認します。

Azure CLIによるサインイン手順(az login)

Azure CLIのインストールが完了したら、「az login」コマンドでサインインを行います。

ウェブブラウザを使用したサインイン手順

Azure CLIをインストールした環境でウェブブラウザが使用できる場合は本手順を実行します。

ターミナルで「az login」コマンドを実行します。ウェブブラウザが開き、Azureのサインインページが表示されるのでサインインを行います。サインインに成功すると以下のようにAzureアカウント情報が表示されます。

Azureテナントが多要素認証(MFA)を必要とする場合、以下の実行コマンドのように「–tenant」オプションを使用してテナントIDを明示的に指定する必要があります。(az loginコマンドによるサインイン失敗時にその旨メッセージとして表示されます)

<実行コマンド>

別の端末のウェブブラウザを使用したサインイン手順

Azure CLIをインストールした環境でウェブブラウザが使用できない場合は本手順を実行します。本手順ではデバイスコードを生成し、そのデバイスコードを別の端末のウェブブラウズ上に入力することで、別の端末を通してサインインを行います。

  1. ターミナルで「az login」コマンドを実行します。その際、「–use-device-code」オプションを使用します。(RHELなどGUIがインストールされていない場合、オプションを省略しても本手順に誘導されます)
  2. ウェブブラウザを使用できる環境でウェブブラウザを開き、デバイスログインページ(https://microsoft.com/devicelogin)を開きます。
  3. 「az login」コマンド実行時に表示されたデバイスコードをデバイスログインページに入力し、Azure CLIへのサインインを行います。サインインに成功すると以下のようにAzureアカウント情報が表示されます。

Azure CLIのアンインストール手順

Windowsの場合

  1. [コントロールパネル]を開き、[プログラム]-[プログラムと機能]に移動します。
  2. プログラムの一覧から「Microsoft Azure CLI」を選択し、「アンインストール」を実行します。
  3. 以下のようにコマンドプロンプトで「rmdir」コマンドを実行し、Azure CLIの設定情報を削除します。「/s」は、フォルダ内のファイルやサブフォルダを含めて削除するためのオプションで、「/q」は、削除前の確認メッセージを表示しないオプションです。

Linux(RHEL / CentOS)の場合

  1. 「dnf」コマンドを実行し、インストールした「azure-cli」パッケージを削除します。
  1. 「dnf」コマンドを実行し、インストールした「packages-microsoft-prod」パッケージを削除します。
  1. 「rpm -e」コマンドを実行し、Microsoftリポジトリキー(公開鍵)をアンインストールします。

<実行コマンド>

<実行例>

「rpm -qa gpg-pubkey」コマンドで、Microsoftリポジトリキー(公開鍵)がアンインストールされたか確認できます。

  1. 「rm」コマンドを実行し、Azure CLI関連のデータを削除します。

macOSの場合

  1. 「brew uninstall」コマンドを実行し、AWS CLIをアンインストールします。
  1. 「rm」コマンドを実行し、Azure CLI関連のデータを削除します。

以上、ここまで。

この記事を書いた人

目次