【Google Cloud/Compute Engine】利用可能な公開イメージを探す方法

こんにちは、Aireです。

今回は、Google Cloud上で利用可能なCompute Engine用の公開イメージを探す方法を紹介します。

GUI(Google Cloudコンソール)とCLI(Google Cloud CLI)それぞれでの確認方法を紹介していきます。

目次

GUI編(Google Cloudコンソール上で確認する)

ここでは、Google Cloudコンソールにログインし、公開イメージを探す方法を紹介します。

  1. Google Cloudの管理コンソールにログインします。
  2. 画面左側のナビゲーションメニューから[Compute Engine]-[イメージ]に移動します。移動すると全ての公開イメージが表示されます。
  3. フィルタ機能を使用して特定のOSの公開イメージを探します。下図ではRed Hat Enterprise Linuxのイメージのみを表示しています。

CLI編(Google Cloud CLIを活用して確認する)

ここでは、Google Cloud CLI(gcloud CLI)を使用して公開イメージを探す方法を紹介します。(あくまで一例であり、全ての方法を紹介しているわけではありません)

全ての公開イメージを表示する(gcloud compute images list)

「gcloud compute images list」コマンドを使用すると、Compute Engineの公開イメージを表示することができます。そのまま実行すると、以下のように全ての公開イメージを表示することができます。

特定のOSの公開イメージを表示する

前節では全ての公開イメージを表示しましたが、これだと特定のOSの公開イメージを探しにくいので、少し手を加える必要があります。

先ほど実行した「gcloud compute images list」コマンドに対し、パイプライン(|)で橋渡ししたり、オプションを追加することで、特定のOSの公開イメージを表示することができます。

grepコマンドで検索する

「gcloud compute images list」コマンドの標準出力を、パイプライン(|)でgrepコマンドに橋渡しすることで、お手軽に特定のOSの公開イメージを表示することができます。

以下の実行例では、Windows ServerとRed Hat Enterprise Linuxの公開イメージ名を抽出しています。

出力結果の見た目が気になったり、出力結果を加工して何かに使用する場合は、次に紹介するgcloudのオプションを使用することをおすすめします。

gcloudのオプションを使用する

前節ではgrepによる検索を行いましたが、gcloudにはgrepコマンドのようなシステムツールの代わりとなるオプションが用意されています。それらのオプションを利用することで、フィルターによる検索や整形による表示方法の操作などが可能です。

詳細については、以下の公式サイトの情報(Google Cloud CLIのリファレンス)を参照してください。

以下の実行例では、フィルター機能を使用して、CentOSの公開イメージのみを表示しています。

以下の実行例では、json形式でRed Hat Enterprise Linuxの公開イメージのみを表示しています。形式を指定しない場合と比べて、詳細な情報を確認できます。

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