【Google Cloud/Organization】組織の使い方(③ 有償サポートを利用する)

こんにちは、Aireです。

今回はGoogle Cloudリソースを管理する「組織」の使い方として、Google Cloudの有償サポートを利用する方法を紹介します。

少し不便な点ではありますが、Google Cloudの場合は組織単位で有償サポートを購入する必要があります。つまり、組織を作成していないと有償サポートを利用できません。

組織の作成方法については、以下の記事を参考にしてください。

目次

Google Cloudのサポートの種類について

2022年12月現在、Google Cloudで新規に利用可能なサポートは以下の4つです。

  • ベーシックサポート…デフォルトで利用可能な無償サポートです。Googleが公開しているドキュメントとコミュニティサポート以外に、Google Cloud管理コンソール上でCloud Billingに関するサポートを利用可能です。
  • スタンダードサポート…開発環境向けに提供している有償サポートです。Google Cloudサービスの停止や不具合、使用方法に関する技術的なサポートを無制限で利用可能ですが、営業時間内のみの対応、サポート言語が英語のみといった制限はあるのでご注意ください。
  • エンハンストサポート…本番環境向けに提供している有償サポートです。スタンダードサポートと同じように技術的なサポートを無制限で利用可能です。スタンダードサポートより月額料金が高くなりますが、より迅速なサポート対応、日本語による対応を受けたい場合は本サポートが必要になります。
  • プレミアムサポート…サポートレベルが最も高い有償サポートです。技術的なサポートに加え、専任のテクニカルアカウントマネージャーが提供されます。エンハンストサポート以上の迅速な対応が必要であれば、本サポートを選択します。

最新の情報は以下の公式サイトから確認してください。

Google Cloudの有償サポートを購入する

以下、Google Cloudで有償サポートを購入する手順を記載します。

前提条件

有償サポートを購入するためには以下が必要です。

  • 組織リソース
  • サポートアカウント管理者ロール
  • 請求先アカウント
  1. Google Cloud管理コンソールの左側のメニューから[サポート]-[設定]を選択します。
  1. [サポートサービスを表示]をクリックします。
  1. 対象の有償サポートの[BUY NOW]をクリックします。
  1. 組織リソースが合っていることを確認し、[続行]をクリックします。(サポートアカウント管理者ロールが割り当てられていないと、次のステップに進むことはできません)
  1. 前の世代の有償サポートを契約している場合は[はい]を、新規に有償サポートを契約する場合は[いいえ]を選択し、[続行]をクリックします。
  1. 有償サポートの請求先アカウントを選択します。利用規約を確認し、チェックを入れた後、[購入手続きを完了する]をクリックします。
  1. 以下のように完了メッセージが表示されれば、有償サポートの購入は完了です。

Google Cloudの有償サポートを利用する

以下、Google Cloudでサポートケースを作成する方法を記載します。

  1. 左側のメニューから[サポート]-[ケース]を選択し、[ケースを作成します]をクリックします。
  1. 問い合わせのカテゴリ(関連サービス)と優先度を選択し、[次へ]をクリックします。
  1. 自動アシスタントで解決できない場合は、[次へ]をクリックします。
  1. 問い合わせの概要と詳細を入力します。また、言語とタイムゾーンを選択します。[送信]をクリックすると、サポートケースが作成されます。
サポートケースのアクセス制御について

IAMを使用することで、ユーザのサポートケースに対する読み取り/書き込みアクセス権限を設定することが可能です。具体的に必要な権限は以下の公式ドキュメントを参照してください。

以上、ここまで。

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